スキー板の滑走面の素材について(滑走性、メンテンス、ワックス)

目次

はじめに

こんにちは。少し前から子どもがスキーを始めました。
ある程度滑れるようになってきたのですが、どうにもスキーの滑走性が悪いようです。平地やスケーティングで他の子供に遅れを取っているように見えますし、キッカーも規定位置から滑り出しても思ったようにジャンプ出来ません。(デコ落ちしてしまいます)
そういった際に見ていてもとくに本人が減速動作をしているようには見えませんし、もしかすると滑走性が悪いのかな、と思われました。
自分もスノーボードをするのでホットワックスは出来ますし、少しは知識があり、子どものスキー板にもホットワックスをしていました。簡易ワックスも追加で行っていましたがあまり良くはなっていないようです。ワックスの頻度やタイプが良くないのかとも思いますしそちらも改善していくよていですが、中古の古い板でしたし、スピードが出そうでジャンプが安定しそうな新しい板を買おうと思い調べてみました。

素材

スキーの滑走面(ソール)の素材には大きく分けて3つの素材があるそうです。

  • PE
  • シンタード
  • エクスとリュード(EX)

GRスキーさんの記事 では「PEベース」という滑走面の種類が例示されていましたが、他のページでは見当たりませんでした。またPE(ポリエチレン)という言葉自体はシンタード、エクストリュードを含めたものすべてを指すそうで、言葉としては「PEベース」「シンタード」「エクストリュード」という分類は分類するレベルが違うようにも見えます。

ただスキー上級者の方と話をしていると「そもそも子供用の板はワックスがほとんど乗らない板があったりするし…」と言われていたので、シンタード、エクストリュード以外にもそういった非常に安価な子供用、ホビー用の滑走面の種類があるのかもしれません。

素材価格ワックス滑走性劣化ベースバーン
PEベース安価そもそも乗りづらい悪い早い
(日々劣化)
シンタード高価ワックス頻度を高くし、
良く浸透させてやる必要がある
良い遅い比較的なりやすい
乾燥、低温にも弱い
エクストリュード(EX)ある程度の頻度でOK良い比較的なりにくい
滑走面の種類と特性

子供用エクストルードのワックスはどうすればよいか

ということで改めて確認していたところ、スキー・スノボのメンテナンスについてYouTubeをされていてすごく参考になる スキー・スノーボードメンテナンスTV さんが「子ども用のエクストルードのワックスはどうしたらよいか」ということをお話されていました。

ちなみに結論としては…、「エクストルードはホットワックス不要」とのことでした。むしろホットワックスを乗せることはできない(流れてしまって中まで染みることがない)とのことです。

  • 滑り終わったらリムーバーで汚れをとる
  • スプレータイプ簡易ワックスをコルクで伸ばす
  • ブラッシングを立てにして、多少のブラッシング傷がワックスを定着させるぐらいの効果がある
  • エクストルードで簡易ワックスの場合、4 ~ 5本滑ったら取れる
  • それでもある程度の雪質(寒すぎない、ベタ雪ではない)であればワックスが切れてても大丈夫

とのことでした。そもそもエクストルードだとホットワックス不要ぐらいの勢いなんですね…知りませんでした。

参考情報

今回のまとめは下記の記事をはじめいくつものページを参考にさせていただきました。基本的には皆様の解説の方が詳しくためになります。この記事は勉強を兼ねた自分用のまとめです。

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