プリペイド方式の電子マネーを紛失したときに残高が保証されるかについて調べてみた

電子マネーって便利ですよね。
ポイントが付くことも多いですし、履歴がわかることも多くて、何より小銭が不要なのが便利です。

僕は電子マネーが大好きで、世の中全ての決済が電子マネーやクレジットカードで電子化された良いなぁと思っています。

でもそんな電子マネーなのですが、プリペイド方式の場合に紛失してしまうと困ることになります。
各社電子マネーを紛失してしまった際の取扱について調べてみました。

目次

プリペイド方式とポストペイ方式

電子マネーにはプリペイド方式とポストペイ方式があります。
「プリ」(pre, 事前に)と「ポスト」(post, 後から)という意味で、お金をチャージして先払いにするプリペイドと、後から請求されて支払うポストペイという2つの方式になっています。
プリペイド方式の電子マネーはSuica, nanaco, Edyがあります。
ポストペイ方式の電子マネーはiD, QUICPayがあります。
ポストペイはチャージという概念が無いので、紛失した際にチャージ分を損する可能性がありません。ただし紛失して誰かに不正利用されてしまった場合にはその金額を請求される恐れがあります。
ポストペイ型を紛失した際にはすぐに利用停止手続きを行いましょう。

プリペイド方式の場合には紛失した際にチャージ分の金額を失効する場合があります。今回はプリペイド方式の電子マネーについて、その取扱がどうなるかについて調べてみました。

プリペイド方式電子マネーの紛失について

プリペイド方式の電子マネーは現金などでチャージした際にその電子マネーにお金が入っていることになります。本物の財布と同様に、紛失した際には中のお金と一緒に紛失したということになります。
ただしいくつかの電子マネーでは紛失した場合に救済措置がある場合があります。

プリペイド方式の電子マネーの失効について

プリペイド方式の電子マネーでは、チャージしたお金がなくなってしまう場合があります。
最終利用日や最終チャージ日から何日以上経過した場合には失効する、と定められています。
お金がなくなってしまうのですから本当にもったいないですよね。

まとめです。

名称 紛失時の残高の補償
nanaco 紛失時の残高移行あり。本人確認が必要。裏面番号が必要かも。
Suica 無記名式は残高移行ナシ。記名式、定期券、ビューカードはアリ。再発行手数料500円。
KOMEKA ナシ
タリーズ ナシ
ドトール ナシ
コジカ(CoGCa) 紛失時の残高移行アリ

nanaco

セブンイレブンなどで使われているnanaco(ナナコ)についてです。
nanacoでは紛失時に新しいカードに引き継ぐことができます。
チャージ分の金額、ポイントともに引き継げるということです。
ただし紛失時に再発行手数料が300円かかるそうです。

nanacoはポイント、残高ともに期間で失効することはありません。

ありがたいですね。

https://www.nanaco-net.jp/special/nanacoservice.html

Suica

Suicaはいろいろな種類があり、それぞれで対応が違うようです。

Suicaカード

最も標準的なSuicaカードです。NEWDAYSなどで購入することができるカードです。

Suicaカードの場合、紛失したら残高は無効となります。
記名式のMySuicaに切り替えることができるそうなので、紛失の心配がある場合には切り替えたほうが良さそうですね。

MySuicaとSuica定期券

記名式のSuicaカードです。
紛失時に残高を保証して再発行できるそうです。

ただし再発行手数料とデポジットで 1,010円が必要だそうです。

お渡しの際、再発行手数料510円と、新しいカードの預り金(デポジット)500円をお支払いいただきます。
https://www.jreast.co.jp/suica/procedure/reissue.html

Suica付Viewカード

Suica機能がついたViewカードです。
Viewカードのクレジットカード機能からSuicaへのオートチャージができるスグレモノです。
紛失時には残高を保証して再発行が可能なようです。

ただし再発行手数料とデポジットで 1,010円が必要だそうです。

https://www.jreast.co.jp/card/function/teiki/reissue_theft.html

KOMEKA

コメダ珈琲で使えるプリペイドカードです。
KOMEKAは紛失時に残高が保証されません。
残念ですね。

クリックしてkomeca_faq.pdfにアクセス

KOMEKAはポイント還元率も元々と悪く(デフォルト1%、会員登録で3%)、回数券である珈琲チケットもあるために使い勝手が悪いです。また店舗端末では他のEdyなど電子マネーが使えることも多いため難しいですね。

タリーズカード

タリーズコーヒーで利用できるプリペイドカードです。
紛失時には残高が保証されません。


https://www.tullys.co.jp/cpn/tullyscard/qa.html

ドトールバリューカード

ドトールコーヒーで利用できる電子マネーです。
電子マネーのカード紛失時にはカードランクも残高も保証されないので注意が必要です。

http://doutor.jp/qanda.html

会員ランクが三種類あり、一番上のプラチナになるとポイント還元率が10%とかなりお得になります。
ドトールはチェーンのコーヒーショップの中では価格が安い方ですが、10%の高いポイント還元率もありかなりお安く利用することができます。

CoGCa

スーパーチェーンのCGCの電子マネーです。
紛失時には再発行を行うことで残高が保証されます。

http://www.cogca.jp/pc/faq/25.html
CoGCaはCGCグループに加盟している店舗ごとにカード手数料が定められており、それぞれの店舗で再発行手数料が違うようです。
おそらく新規発行時と同額(100円〜500円ほど)となると思われます。

ただし最終利用日から4年間で残高が失効します。残高失効ですので、例えば家のおばあちゃんがチャージしていて、しばらくして出てきたけれど失効していた…、なんてことがあるので利用には注意が必要です。

まとめ

電子マネーの紛失時の残高の保証について調べた結果でした。
大手の電子マネーは残高が保証される場合が多く、もしもなくしてしまっても諦めないと良いですで。
またnanacoなどのようにカードの固有番号をメモしておくことが重要そうです。
またAndroidやガラケーで提供されているおサイフケータイではほとんどの残高が保証されるようです。
ただしいずれにしても紛失しないことが一番重要ですね。

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